2013年11月2日土曜日

ゆみさん

この間、おしるこを食べていて思い出したのですが
私にはゆみさんという誕生日が一日違いの友達がいました。
わたしは、小学校に上がる前に
集団生活になじめなかったため、
どこにも通わず
ずっと家で過ごしていました。
いきなり小学校で社会と出会うという
ドキドキのデビューでした。
他の子供たちが皆知り合いの中
わたしが数少ない新顔。
好奇心強く、物怖じしないなゆみさんが
確かわたしにアプローチし、
ほかの人を新入りのわたしに積極的に紹介してくれたりと
世話人役に。
それ以来ずっと一緒に
すごく楽しいクリエイティブな学校生活を送ることができました。
(こどもはみんなそうであるという意味のクリエイティブ)

学校でも会っているのに
下校時の岐路でもえんえん立ち話をしたりしていました。
もちろん、道草(この言葉死語?)はしょっちゅうです。

小学生時代の楽しみは道草だったと言っても過言ではない。

ある年のゆみさんの誕生会の時に
ゆみさんのお母さんがこしらえてくださった
ごちそうはすべて私の好物でした。
それはゆみさんの指示だったのですが
ゆみさんが主役のお誕生会に
なぜわたしの好物なのか、その時も今も分からないのです。
そして背後の理由はおかまいなしに
もちろんすべておいしく夢のような誕生会でした。

その用意されたたくさんの私の好物メニューの中に
おしるこが入っていたのです。

理由は計り知れないけれども
子供を持った身になり振り返ると
すごいことだと思うのです。
たとえば同じことをわたしはできません。

ありがとう、ゆみさんとゆみさんのお母さん。

小豆のおしるこの幸せとともに
思い出した次第です。



地球の境目 的な写真・・・





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