2009年10月28日水曜日

前回のつづきである 別の時到来

'1.ère Gymnopédie'について

最初の繰り返されるメロディのところは
長い音節の言葉を探しました。(sentimental,fundamental...)
音をつなげたい衝動にかられ
エリック・サティだからか(こじつけかも)
フランス語発音もあうような気がしました。

で、なぜか、、、Le(l'esprit du) Septembre登場。

九月ちゃんはベスコフ(スウェーデン)の絵本「ラッセのにわで」の重要な登場人物です。
おかあさんが"なつ"でおとうさんが"あき"です。
ラッセという主人公の前にふいに出てきて、ふっといなくなる人物(?)。
2番の歌詞最後は彼が吹く横笛の音に。

♪フエ(ノ)ネ アレ

Gymnopédie(=古代ギリシャの祭典の一つ)からガニメデ(=ガニュメデス←これまた木星の衛星の名であった)がつながり、
美少年がつぐNectar、そして月にその名のあるSea of Nectar(参考:過去にはやはり月の一つの海の名前Sea of Serenity=静かの海という言葉を選んでいます。正確にはTranquilityの方ですが音として歌的ではなかったのでS~=日本語訳では晴れの海だった!)
最近はセサミストリートのカウント・ドラキュラが話すような発音が気に入っており、Nectarもやや強めの発音が楽しい。(ちなみに「Bali H'ai」でも原曲にならって後半最後のr音は巻き気味です。)
1番の最後ではNectarの意も含めた(勝手に)水(瓶からの)の音に。
 というふうに歌詞がつながっていきました。

♪ミズ(ノ)ネ アレ

お分かりの通り、緻密に構成されたものではなく
散漫ななかにゆるやかに(あるいはかろうじて)つながりを持つ歌詞(うたのことば)が浮かんでいるような感じです。
だいたいそんな姿勢の歌詞作りです。音優先ですから(最初に)理由はあまりありません。