2011年4月19日火曜日

歌詞 ’その3'

朝びらき」

voice 1

朝 開く 新しい一日
目覚めよ 新しい私 で
言葉が 弾ける ああ 夜明けの ほら 声

転がり 始める ああ 鈴の音 ほら りんろん
色 帯び 新しい世界 が

朝 開く 命が 呼ばれる 
船出の 喜び こぼれる

朝 開く 新しい一日
目覚めよ 新しい私 で

voice 2

まあ まあ 待て よく お聞き 鐘の音が
町中に こだまする

草の露も ふるえだし
屋根の波も 光り始め
めくるめく 夢の国より 還る

さあ さあ 立ち 上がれよ 子供(胎児)の眼で
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2/27ライブメニュー3.歌物としては最初の曲です。
voice 1とvoice 2は
メロディが違います。
歌詞もそれぞれ視点が違います。

同時に進行するところもあるので
完成形では、重なるところが出てくる予定。
ライブでは、当然1本のライン(後出)として歌いました。

この曲も「壊れる女」と同様
まずは
音(おん)中心で作った歌詞です。

A SA A KU ATARA SHI ICHINI CHI
という具合に意味というより音符尊重で。

この春、毎日、鈴(りん)を打ちましたが
その時思ったことは
この鈴の音というのは私たち生者の世界だけでなく
別の次元にも届くのではないかということです。
生者からの視点ですけど、かたちある世界だけのものではなく
向こうの世界にも漂うのだろうと
そんな気がしました。
ーーーーーーーー
「朝びらき」ーライブヴァージョン

朝 開(あ)く 新しい一日
目覚めよ 新しい私 で

まあ まあ 待て よく お聞き 鐘の音(ね)が
町中に こだまする

草の露も ふるえだし
屋根の波も 光り始め
めくるめく 夢の国より 還る

さあ さあ 立ち 上がれよ こども(胎児)の眼で

転がり 始める ああ 鈴(すず)の音(ね) ほら りんろん
色 帯び 新しい 世界が

朝 開く 命が 呼ばれる
船出の 喜び こぼれる

朝 開く 新しい一日
目覚めよ 新しい私 で 

さあ さあ 立ち 上がれよ こども(胎児)の眼で

2011年4月12日火曜日

歌詞 ’その2’

「双子の魚」

きいたよ

きみの のこした 言葉を
追って

ぼくは 行くよ
きみの もとへと

青く
光る
明けの二つ星

きみの もとへ
おりてゆくから

双子の
魚の
三叉(さんさ)の戟(ほこ)は
瓶より
流れる
宝の上へ

いきて 二人 もどろう
暗い闇 奈落から
いきて 二人 もどろう
深い海の底より
きみの のこした 言葉
ぼく 音にのせるから
いまに きこえるだろう
ぼくの歌 きみの身に

青く
光る
明けの二つ星

きみの もとへ
おりてゆくから  

双子の
魚の
戟の王さまは
瓶より
流れる
宝の上へ
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2/27ライブメニュー5.の「ふたごのさかな」です。

最初にー
ふと、夜明けに見つけた光り輝く二つの星。
あれを頼りに
どこかへ旅立つという話が浮かびました。

まもなく
朝が来たら星が消えるので
地上ではないどこかなのでしょうか、、、

冒頭の言葉
'きいたよ'
はじめは、'北(きた)へ'でした。
限定されすぎると思い直し内的な言葉にしました。

繰り返しのコーラス部分は
その頃、目にした
海王星がその座を魚座から水瓶座に移す
というところからイメージ。

ダンテの神曲や、黄泉の国へ降りる神様など
思い出すイメージも多々ありますが
身体を持って冥府へ降り、生きて戻るという
超ポジティブ?な歌詞となりました。

一聴では分からないかもしれませんが。

2011年4月6日水曜日

2/27演奏楽曲 歌詞 ’その1'

「壊れる女」

あー 会える きっと 会える
坂の向こう 谷の先に
やがて 結ぶ 実 一つ 朱(あか)く 固く
待ち続ける 私 谷の向こう 坂の上・・・

/(え)で 待つ身は 固く 閉ざされ 壊れるばかり
くずれ はがされ あらわる 産声/

・・・(え)青空  どこまでも 軽やかに 海までもが 
      空色で 春風に 目覚まされ 花開くよ

根を 地に 張り 動かざるもの まで

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上記はライブの4曲目で演奏した「壊れる女」の基本の歌詞です。
/〜/内はライブでは元々歌わない予定のところです。
オケは短い小節のループであるため
私は、基本的に曲のどこからスタートしても
歌詞のどこから始めてもよいということでした。
歌詞も最初は坂の向こうへ行って、また戻ってくるように
なっています。

細かく言うと
4行目歌詞の最後の小節の音符は坂の上の'う'まで
/〜/内を歌う場合は産声の'ご'までで
次の小節頭は本来
7行目にあたりますが
え(上の'え'と声の'え') あおぞら となります。

どちらの歌詞でも
'え'につながるようになっています。
産声 青空が 意味としてつながるかは 疑問ですが、、、。

今回、分かりやすいように「かな漢字」で書いていますが
自分の歌詞作りにあたっては
ローマ字やカタカナで書いています。
メロディラインの影響から、
より音として捉える姿勢になったのだと思います。

たとえば最後の行はー

ネヲ チニ ハリ ウゴカザル モノマデ

となりますが、受け取る印象が変わると思います。
更に、'ネヲ' と発音する時は新しいという意のNEOを
かなり意識することになりました。

タイトルの
「壊れる女」については
また別の機会に。