2011年12月25日日曜日

24の夜

特別な年の
特別な月の
特別な日の夜のこと

エドツワキ氏のひらめきにより
開催されましたRainyday Bookstore & Cafe での
kodaコンサートのメニューをご報告致します。

12/24
menu

1. Bali ha'i          映画『南太平洋』より           

2. Silver Scales        koda miyako 『Jupiter』より

3. 読書            宮内 優里 『ワーキングホリデー』より

4. Edelweiss        映画『サウンド・オブ・ミュージック』より

5. oiseau          dip in the pool 『brown eyes』より

6. Lascia ci'o pianga     Handel

・・・・・・・・・・・・

7. Miracle play dip in the pool 『10 palettes』より


********

優里くんの「読書」オリジナルは星野源さんヴォーカルです。
今回のYurikodaバージョンでは、朗読と歌唱を織り交ぜました。
原曲の世界は以下の
とてもナイスなPVで!

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=SXrh7HmHr8k

2011年12月21日水曜日

dip in the pool うごめく

イベント出演のお知らせでございます。

今週の(ふふ)
24日(土曜日)西麻布スイッチ・パブリッシング地下bookstore & cafe「Rainy Day」におきまして
Edツワキ氏による
「Ed TSUWAKI PORTRAIT SERVICE and THE CONCERT 2011」
のコンサート部に宮内優里氏とともに甲田が参加致します。

dip in the pool うごめくという
感じではないでしょうか。

海で島で夏で砂漠で雪で雷で部屋にいて
クリスマスな夜となることでしょう!
色は赤かな?

どうぞお楽しみに。

詳細は以下でご確認ください。
http://www.switch-pub.co.jp/events/324110022.php

2011年12月6日火曜日

つれづれ

          photo Sumio Takemoto at ' gallery speak for ' 
(Graphic Manipulator)   


12月ですな。冬の雨は厳しいですね。
屋根にソーラーパネルがあり、また天上板のない家に住んでいるので(だと思っている)
たいてい雨音はすさまじく直な感じなのですが、数日前の朝からの雨は優しい雨でした。
繊細なマッサージのよう。

人(私)の気分ってすごいなと思いました。
それより前の状態だったら暗い朝の雨は、憂鬱になっていただろうに。

穏やかな
平和な朝でした。

そして
2,3日前の夕暮れ。
外出先で偶然遭遇し「はっ!」とした
夕景に富士山のシルエット。
撮ってみたら
肉眼で見える美しさからは遠いものになり残念でしたが
肉眼で見えなかったものが見えました。

背後の光が、前回のブログの「くらげ=宇宙船」のようでした。



12/24
すごく久しぶりにこの時期に歌うことになりました。
先月はMic板谷さんにお呼ばれし(上が証拠写真)
今月はEdにお呼ばれし(上記お知らせ)
アートな月間つづくといいな〜。
                            






2011年11月17日木曜日

美しいリズム? ~ eurythmie~

笠井叡・虚舟→岡本太郎→杉本博司
     ⤵     ↘
      ⤵→→→澁澤龍彦・うつろ舟↔宇宙船
       ⤵ 
        →虚ろ舟・宇江佐真理
           ⤵
           宇宙船ーくらげー触手
                 ⤵
                 きのこ

                      (敬称略で失礼します。)



そんなとこ軽く旅してました。(あくまでサラッと)
最終的にくらげが具現化したので
載せておきます。
見えないところがあるのが、自分の闇なんだか未来なんだか・・・
全体を光って人は言う。

2011年11月5日土曜日

Funky side of my Life~最終章(しつこいよね) つぶやき

これからの人生の
選択について

何によって選択するか

自分内の基準

Funky side
を選ぶと
楽しい気がする

さて
土台はどうなんだ?

物理的な基盤

皆の課題

やらなくちゃ、しょうがないよね。ふつうそうだよね。
じゃないのが
Funky sideじゃないのかね?

土台って金銭じゃないんじゃないの?

カラダの重心かな。

未来への尖兵として存在する足かな。

宇宙と同一の意識かな。

それを探るのがFunky Sideかな。

面倒くさい道なのかな?

楽しいと思えるなら

行くかな?

行っているのかな?

愛されながら、愛に包まれながら。

外からは
まったく静かでいつもと変わらない

内では
恐ろしい嵐吹きすさぶ。

感謝の涙をこぼしながら。

でも、静かなんだ、これが。

何も起こっていないかのようなんだ。

これがFunky Sideかな?

2011年10月21日金曜日

Funky side 2

何の根拠もなく
Funky side of my life
言ってみた
前回。

昨年だったか、今年はじめだったか
ふとしたことから
操作を間違えて
聞こえるはずじゃない音が
聞こえてきて

なんか
ものすごく
テンションあがったんですが

そこに
’Funky side of life’
とあったのです。

知人の選曲だったので
不意だったのです。

その時に
「そうだよね。
Funky side だよね。
楽しいのは」
と思い出したのです。

気づきはしたけど
出せず仕舞いになっていたのですが
やっぱり
ここに来て浮上してきた
アイディアなのです。

本来の自分を
探索する旅=人生において
そこをフィーチャーしてGOと
いうことに。(なっていると思う)

自分内のいろんな
バージョンを表出できるようになってきたから
言ってみた
ということで
一つに決めているわけでもないのですよ。

だから
「Funky sideって言ったじゃ~ん」と
無闇に
責めないでね。

むか~し、むかし
サックス奏者で音楽家の清水靖晃さんに
「こうださんはファンキーだよね」と言われ
「あっ、
見抜かれている」と思った記憶が。

11月にdip in the poolのグラフィック方面でずっとお世話になっていた
ミック板谷さんの個展*があり
その初日のトークのゲストに
お呼ばれしたので

’そんな感じいいかも’と
思ってますよ。

では、
また!
(日記調?)

*ミック・イタヤ 天使からの贈り物
会期 : 2011年11月25日(金)~ 12月7日(水)
開館時間 : 11:00~20:00 最終日のみ~18:00 木曜休廊
ギャラリートーク : 2011年11月25日(金)18:30~
GALLERY SPEAK FOR
http://www.galleryspeakfor.com/

2011年10月9日日曜日

謎めいてみる

きれいな空の日々がつづきますね~
皆さん
いかがお過ごしですか?
この間
手前の雲は右から左へ
奥の雲は左から右へという
不思議な現象を見ましたけれど
どうなっているのでしょうか?

さて、そんなことより
私は何をやっているの?と
訝しんでいらっしゃる方に
お知らせです。

2月のイベントで開いた回路(自分内)があるので
今度
それを
進めるべく

人の企画に乗っかろうと
思っているところ。

愛に包まれた
Funky side of my Life

いきたいな。

よろしくお願いします。


その前に
dip in the poolライブイベントでお会いできるよう
各方面へ走ります。
(まずは近所からか・・・)

謎は何もないのですが
謎めいておわり

つづく

2011年9月14日水曜日

月は高く 陽はななめ

陽の角度が変わってきましたね。
夕日が秋らしいです。

濃い夏をなんとか乗り切り
ホッとしています。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

秋に向け
始まることは
いよいよ
MACHにてPV3作品がそろって発売になった!

ライブイベント出演の画策や新しい作品への
取り組みでしょうか。

突然ですが
私が今もこの仕事を続けているという奇跡(笑)に
関わる
重要なファクターにヘアメイクアップアーティストの
渡辺サブロオさんの存在があります。

サブロオさんが声をかけ目をかけてくださらなかったら
今の自分はないでしょう。
20代前半から世の中に出ることになった私ですが
この仕事に向いているとは感じられず
自信薄弱側面全開で、なんとも居心地の悪い不確かな
状態でいたのです。

当時一人のインタビュアーの方から
そのへんを指摘されたことも。
「そこ(誌面)にいる違和感が不思議な魅力となっている」と。

ともかく
当時すでに魔法のような美しい手仕事で引っ張りだこの
サブロオさんにかわいがっていただけたことは
何よりの自信(私でいいんだ)となりました。

そのサブロオさんが55歳の時に出版した本ー
「渡辺サブロオ メイクの本・正統の美学+plus」(双葉社2004年)

その最末尾に
ご本人による文章が載っていました。
それがとても気になるものでした。


タイトルは
「寂しいという名の香り」です。
その文章中に
サブロオさんの自分史と簡単なその時の心情が添えてあります。

51歳 はじめての失恋、挫折、落胆。
   残された自分の人生を見つめる。

「サブロオさん!
そこまで書く?!」と驚き、
さらに
文章の最後は
「寂しいという感情を香りにしてみたい」と
なんとも切ない終わり方になっているのです。

これが自身のメイクの本の
パブリック・デビュー(本人談)というのに
悲しい感情をそのままあらわしているのです。

私には考えられないことでした。
否定的なことを本に載せる?
しかも
その否定的な感情の香りをつくりたい?

寂しいに向かい合いすぎて
表にまで出ている・・・


そして最近、
ふと
そう言えば私もあの頃のサブロオさんと同じ年代だと
思い出したのです。
もう一度読むと
当時と少し違う感覚になりました。

今となっては
寂しい、悲しいということが否定的か?とも
思えるし

その文章が醸し出す
メランコリックな気分というものに
わからなくもないと感じる
秋のはじめかな・・・

P.S.
上記の本には
写真家の富永民生さん撮影の恐ろしいほど美しい
写真が数点掲載されています。
オリジナルはサブロオさんの手がけていた
ケサラン・パサランという化粧品(当時専属モデル)のための広告写真です。
目にした方もいらっしゃるとは思いますが、

見る機会があるなら
ぜひ
見ていただきたい
確かな技です。

dip in the poolのPV「dipping」(1989)にも
私が横になった(横たわっているのではなく、画面に対して横に映っているということ)
これまた美しい映像がありますが
そちらも民生さん撮影ー中野監督ラインの作品です。

やっぱり
悲しい秋のはじまりだけでは終わりたくない私からの
お知らせです。

2011年8月22日月曜日

8人の女

第3弾PV
Finally
完成です。

小規模だったので
動き軽く
何回かに分けて撮影しました。
そのためもあり
私のバリエーションが豊富で
8人の女(登場)とも言われています。
醸し出す雰囲気だけで言うと
年齢の幅もあるよう。

撮影中、怒っていたわけでもないのに
不機嫌に見える映像もあり
カメラ回しているのに’独り言?’っぽいものもあり
面白いことになっています。

まあ
言われるがままの撮影でした。
いつものごとく。
また
木村達司登場をお待ちかねの皆さんにも
喜ばしい映像となっていますよ。

ぜひともロングバージョンもお楽しみに。

さらに今後・・・
初のCGによるPV参加を申し出
くださった方もいるので
首を長くして
待とうじゃありませんか!

まずは
星野有樹 撮影・監督作品スポット
’Oiseau'堪能くださいね。

http://www.youtube.com/user/kingrecords?blend=3&ob=5#p/



2011年8月1日月曜日

from purple yoda

やっと
ドイツから届いたと思う
Princeの「20Ten」(古いけどね)かけてみました。

もともと付録というだけあって
「テキトー?」って思いながら
聴きつつ
途中で用事を思い出し
母に
電話をしました。

電話は続くも早くもCDは終わる

しかし
かなりの時間が経ったと思われたのちに

突然
新しい音源が鳴り響く

77曲目に(それまではBLANK)
入っていました!

secret trackが!

おっちょこちょいの私には
完璧に
探せないような入り方で

いやあ
長電話がはじめて役に立った。

さすが
殿下!(って、初めて言ってみました)

CDも正面から聴き直してみたら
やっぱりよかったので(よいものは)

総合的にグッドなプレゼントでした。
ありがとう!

もはやPrinceは
私にとって見た目さえもありなので
子供の失笑をかった
ジャケイラストも
「Princeの理想のアイコンね・・・」って
すごくカッコイイと
思ってしまうのでした。(魔法は消えていない)

「I wanna be your man・・・」って
言われたら
どうぞどうぞ
って感じだな〜

要らないだろうけど。

2011年7月19日火曜日

出産記念日

「生まれる前までのことだけを考えていた」

出産記念日を一人で祝いました。
特にどうということはないのですが、
そう内的に思っていただけです。

外から見ると
人を待っているのかな〜と思うくらいの
何気なさで。

私は子供が生まれる前までのことは必死に考えていました。
正確には産むところまでしか想定せずにいました。
結局、妊婦=私が幸せな状態が子供にもいいはずと確信して
自分が最も楽であろうという方法で出産したのです。

出産後落ち着いたところで
その時のことをちょっとまとめたのですが
コンピューターが壊れてデータが消えたので
かすかな記憶+ねつ造も入ってしまうかもという
断りを入れながら
少しここで
書いてみることにしました。

「妊娠中はバラ色」

はじめて体重が増え、自分の人としてのバランスがとてもよくなりました。
やはりこのくらいの身体だと、ゆったりして暮らせる。
神経過敏にならず、オールマイティーな言い訳を得た自分。
(人が親切にしてくれる)
このままずっと妊娠状態だったら
なんて幸せなんだろうと思っていました。

「たどりついた選択は自宅水中出産」

ところが、一方、自分中心の幸せが阻害されると
とてつもなくイライラしはじめました。
「待たされる」とか、「思った通りに物事が運ばない」と気分が悪くなりはじめました。
まず、出産時寝て待っているというのが無理だということがわかってきました。
自分が自由に動けない抑圧感。
乾いた場所で液体が出ることの違和感。(これがなぜ嫌か良く分かりませんが)
生まれそうになってから、どこかに行かなくてはいけないというストレス。
(その的確な判断できなそう・・・)
赤ん坊は羊水の中で生きてきたのに急に乾いたところに出るのは
どうなんだ?ワンクッションあった方がショック軽減するのでは?
などなど・・・・渦巻く中

私に適していると思われたのは自宅で簡易プールを組み立て、出産というプランです。
これには当然協力者が必要で
うちの場合は、子供のお父さんと助産婦さんの3人チーム(子供を入れたら4人ですね)編成でのぞみました。
ちなみに、出産には危険がつきものなので、万が一のためのバックアップの先生の診察も
一度受けていました。

「事前予想では楽なはずがやっぱり苦しかった。
私って野性の勘ないの?」

予定日の1週間前が満月でその日が怪しいと思っていた私でしたが
そこは何事もなくすんなり通り過ぎ
本来の予定日から
毎晩苦しさがやってきまして、朝になるとひいていきました。
このままでは本番の体力が心配・・・と、なるべく思わないようにつとめていました。

予定日を3日すぎ
陣痛がいっこうにひく気配がなくなった
夜中の2時過ぎ
「いよいよじゃないの?!」ということで
ポケベル(時代が!)にて助産婦さんを呼び出しました。
助産婦さんからは
プール組み立て指令が発令され
お父さんは組み立て開始し、お湯をはりはじめました。
ちなみに私は海水濃度の塩を入れる希望を出していたので
それも投入されました。

私はその間
痛み苦しんでいました。そして、「いつプールに入るのがいいの?」と淡い、
しかし重要な疑問が浮かびあがっていました。

水中出産までは計画していましたが
具体的には皆無。本番?では勘が働くんじゃないの?と思っていたようですが
けっこう分からないことだらけで
もちろん呼吸法などもなんらやっていなかったのです。(へへ)

「mission impossibleの文字浮かぶ」

早朝の段階で、助産婦さんが私の産道状態を調べ、「まだ生まれそうにないわ。昼くらいじゃないの?」ってことで一旦、彼女は寝始めました。
それを聞いて苦しい私は気が遠くなりましたが、
もう外界にいる気がしなくなったので助産婦さんからの「自分が入りたい時に入れば?」
というアドバイスにより
結果としてはすごく早目にプールに入りました。
途中で出たくなるくらい何事も起きないのに水につかってふやけてしまいました。

起きた助産婦さんにスイカでもどうぞと勧めたところ
「人に気を遣っているようじゃ、まだ生まれないわね」と軽く言われました。
その後のことが想像できていなかったので(本当にそうなっていくのですが)
その時は「そうなんだ〜どんなに恐ろしいの?」と想像つかぬ恐怖が。

プールは
八角形(たぶん8)のワクに使い捨ての青いシートを張ったものです。
このワクは出産後、次の家庭へと受け継がれていくものです。

端にもたれ掛かっていましたら
だんだんと激しい痛みに変化していき
結局のところ私は四つん這いの姿勢で痛みにたえ出産にのぞみました。
それこそ勝手にそのかたちに。それしか選択はなかったのです。
助産婦さんはもっと助けやすい態勢を望んでいたようですが
あまりの苦しさで、そのかたちしか私には不可能でした。
ここで一気に野(獣?)性全開ですね。
いよいよ終わりの見えない闘いが - mission impossible -
始まる・・・(水中だからすごく楽だろうと想像していた私)

「何ラウンドだったのか忘れたが、敵のいないボクシングの試合であった」

ふつう陣痛と陣痛の間隔がせばまっていき出産に至るという経過をたどるようですが、私の場合最後まで、その間隔がわりとあり、極端な痛みと平和の繰り返しがずっと続き、そのためにおさまった時にはプールのへりに座り「ふーっ」と一呼吸する。その時に介添えの二人がアロマ入りのタオルで背中を流してくれるというセコンド状態。また苦しみがやってくると一人戦闘態勢にもどるというのを繰り返していたのです。笑えますね〜。だって、平和な時には、二人と笑いながら話しているのです。今、考えるとすごいドーパミンだかエンドルフィン放出状態ですね。

羊膜が丈夫だったらしく、なかなか破れず、かつ臍帯が首に二重に巻かれていたこともあったためか、超慎重に出てきたので、破水に時間がかかりました。(今も性格が超慎重)
でも、頭が出始めてからは私もやる気がではじめ(やっとゴールが見えたので)
我に還ったというのか、今までやみくもに試合に取り組んでいたことが分かり始めました。
痛みと正面から向き合いすぎでした。なんだ私の今までのいきみ方のタイミングと目標のズレは!と反省したのを覚えています。出産しながら学んでいったのです。遅っ。

「泳いでやってきた子供」

不可能と思えたミッションが昼前に終了し私はどれだけ安堵したことか。思わず笑みがこぼれてきました。泳いで私の前にやってきた赤ちゃんは、生な猿のよう?とややびびっていましたが、自分の子はやはり猿には見えませんね。とてもかわいいので感動しました。ギャルのように爪が長くて笑いました。
お父さんが臍の緒を切り、助産婦さんが私の横に寝かせました。一緒に並んで寝ていましたが、私は興奮状態なので寝ると言っても眠れるわけはないのです・・・ずっとニヤニヤ笑いながら話していた記憶があります。
人生初の超リアルを体験しました。

「そして、もっと大変に・・・」

闘い終えた充実のボクサーはそこまでのことしか
考えていなかったので
そこから育てることが(勝手に育つとはいうものの)もっと
大変だということにその時は気づきませんでした。

つづくかも・・・

2011年7月8日金曜日

生きている still






佐久間さまとkodaの
肖像画のような写真
(7/6 五百夜ライブ後)
by naitoh naoki






「日本海 礼文島」 杉本博司 氏

2011金沢21世紀美術館にて


絶対の水平線。揺れる人の心に確かな不動さを呼びさます。動かない写真が内包する圧倒的な生命力。受け留め消化することができない質量。

自分がこの眼で見るであろうリアルの海よりも、ここに提示された海は、はるかに私に存在を訴えかける。なぜだろう。絶えず動く波の一瞬に留まることは難しい。「いま」は絶えず変化する。止まっているがゆえにふつうはとどまれない時間に集中できてしまうからだろうか?

止まっているのに生きている
うごめいている
数えきれないものたちが
目に見えないものたちが

測り知れない世界が絶対的力を持って存在していた。

目を離すことができずにいた私をそこから引き離したのは、「ね〜、早く行こうよ〜」と私の腕をつかんで引っ張ったせっかちな子供だった。

別の次元に戻された?


*写真は私の近影であり本文とは直接関係しないものです。

2011年6月29日水曜日

Live 生中継! 7/6(水)19:30~

photo:hoshino yuki


Goodnight to followers/五百夜 at Last Waltz 
佐久間 正英 氏 ライブ生中継!

ということで

ゲスト参加の
甲田が巡音ルカと歌うのは ’Dormir' です。

何度聞いても切なくなるのはなぜでしょう。

気になる方は

ぜひチューニングあわせて

触れてみてください。この世界。

当日
まずはこちらが入り口です・・・

http://www.kampsite.jp/

2011年6月18日土曜日

有志PV 第3弾 超小規模


第 3弾の第1章撮影始まりました。とあるショップをお借りして監督と2人で撮影行いました。やはり帰宅は12時まわってしまいました〜(恒例?)ガラス窓が 面した通りは思いのほか通行人が多く、歌い始めると「帰宅途中の人々が私のうしろを通るよ〜(泣)」という状況でした。そうです。今回のPVは歌っていま すよ。全部。そして、初の外ロケもあります。いわゆるビデオクリップ(古い?)という感じに仕上がる予定です。が、監督の星野有樹氏の照明と画の創り方は 独特なので、’いつの今?’という感じになると想像します。
星野氏は私の参加した甲斐田祐輔監督作品の撮影監督でした。10年ぶりくらいに再会したと思ったら、あれよあれよとまさかの濃い内容のつきあいになっています。ほとんど話したこともなかったのに不思議です。
そして、ついに木村もPVに参加します!またいろいろとお楽しみが増えますよ。まだ撮影は続くので、完成まではしばしお待ちくださいね。その前に予告写真を1枚。

監督のお友達有志のみなさん

*衣装協力  永澤成樹 giacometti / famme fatale  
       星野監督撮影のブランドイメージ movie見られますよ!  
        http://www.youtube.com/watch?v=_MRecWAFLrM&feature=related

*場所協力  STORE  
       http://www.storestore.net/

2011年6月4日土曜日

甲斐組


有 志のPV第2弾。監督、企画、脚本、衣装構想、甲斐さやかさん。撮影、照明、美術、音声、アニメーター。そして映画「白痴」の現場での担当ヘアメイクの小 林真之さん。制作スタッフ含めたこのチームは、セリフありのショートフィルムの様相で、まさに「甲斐組」でした。久々にピンマイクつけました。

撮影は翌日の未明までかかりました(一応その日に終わる予定であった)。が、それも私だけで、皆さんは確実に朝を迎えたことでしょう。「もう徹夜仕事は無理でしょう」と、ずっと避けてきたのですが、分かりませんね。人生、どう展開するか・・・(笑)

その甲斐あって、絵画のような画面です。写真は監督(後ろ姿)の演出を聞く私の図です。気に入っています。このたたずまい。

と にかくムービーというものをしばらく体験していなかったので、戸惑いました。2カメ態勢だったり、つなぎを考えつつの撮影だったり、頭の中で空間と時間を 把握し、自分でつながないと全体がつかめません。今、私は何をやっているのか?同じことをやっているようだけどここはどう使われるの?なんて感じに。

スタジオは二つのスペースに別れていて、もう一つの部屋ではアニメーターさんがミニチュアの1秒30フレーム撮影(10秒分)の作業に静かに取りかかっていました。小さな別世界です。

ショートフィルムな使用曲は「Io」で、PVなのは「a bridge to the rings of the Saturn」の予定です。

アニメーション?も入るし、CGもありのようで作品性高いものになりそうですよ。
お楽しみに!
http://www.kingrecords.co.jp/bellwood/brown_eyes/

2011年5月28日土曜日

とある靴屋

 ブーツの踵の修理のために、靴屋を探し、尋ねた。小さな商店街のはずれにその店はあった。店構えは洋風モダンな感じ。店内はお店の左半分がそのままにステキな靴屋、右半分にはなぜか食品!しかも和風。食品棚の前には靴屋のサロンにふさわしいソファと椅子。3人の綺麗におめかしした年配の女性がそこで、とても華やかに会話を交わしている。店の奥にご主人とおぼしき初老の男性とテーブルをはさんだ向かいの椅子に若い女性客。テーブルには修理依頼品と思われるバッグ。それがほぼ一瞬にして私の目に飛び込んで来た光景だ。けっこう情報量多いでしょ!?ご主人の「ちょっと待ってください」という言葉に答え、私はちょうどご婦人方の真向かいに位置する、箱に生地をかぶせたようなベンチに腰かけた。
 ’あいまいなこの感じ・・・’ 私は友達を外に待たせていたので、よく知る ’この感じ・・・’ の空気に、ただ待っているのは危険、どういった順番に私の用事が組み込まれているのか確かめた方がよいような気がしてきた。
 なんとかご婦人のうちの一人の視線を捉え、聞いてみた。「順番を待っているのですか?」と。ご婦人は即刻、少しおおげさな感じで否定した。「では、次は私でいいんですね?」と念を押すと、「そう。今、作ってるのを待ってるだけだから」と彼女は答え、すぐにお仲間の方に向き直った。「あー、そうか、よかった」と安心したものの、いったい何を作ってもらっているのか、淡い疑問は残る。ここは靴屋のようだけど、ご主人は若い女性客の応対中で、他に何かを奥で作っているような気配も音もしないのだ。
 そのうちに、若い男性の二人組がぶらりとやってきた。こういった靴屋(左半分の)にはあまり似合わないカジュアルないでたち。ご主人とは知り合いのようで何か言葉を交わしつつ、最初は待つそぶりを見せるものの、ご主人が忙しそうな様子だったので、また来るというようなことを言った。帰り際、ご主人が「あーどんぶり、持ってきて」だか「持っていって、、7つか8つ、、」みたいなことを伝え、若い男性は了解したというように答え、ともに3人は上を指さした。上、、、2階?それから、というのかその途中だったかもしれないが、やはり初老の男性が店に入るなり、「まだかな、、早かったか、、、」のようなこと呟きながら私の近くに腰掛けた。私のことは見えないかのように。で、ご主人はその間も仕事をしながら(女性客とのやり取りのこと)、「いや〜、やろうと思っていたんだけど、なんにも考えてないわ、、」と言い訳をした。訪問した男性は少し手厳しく「やろうと思ったって、もう午後になっちゃってるよ」と軽く批判気味。私には意味不明のそんな会話が飛び交う中、先の女性は帰り、私の番になった。途中、この引っ張りだこのご主人の携帯に電話が入り「あー、どんぶりね、はい。わかった。」と答えていた。
 修理自体は無事に頼んだ。私が店を出る時も、入った時と同じテンションでご婦人方3名はふんだんな身振りで歓談中であった。
 
 この小さな店一つの中で、いくつかの次元が存在していたようだった。新喜劇の舞台のような滞在10数分のできごとであった。

 ちなみにご主人は私に今後の店の行く末について少し漏らしていた。方向性を店の右半分にシフトするらしいのだ。

2011年5月21日土曜日

「砂漠色」

さて、次ページ「火星の主婦」の下の写真は、先週撮影したばかりの有志による(そればかりですが)dipPV撮影のひとコマです。監督及び撮影は中野裕之氏。ヘアメイクは中野明海さん。衣装と背景のテキスタイルを「ミナ ペルホネン」さんにご協力いただきました。こちらもジャケット撮影時と同様に写真家の与田さんのスタジオglass houseをお借りして撮影しました。

中野さん、与田さんと言えばdip初のPV制作チームです。あれから20年(!)以上経ち、また再会できたというのも感慨深いものがあります。歴史ありですね・・・

撮影は和気あいあいと進みました。皆さんの工夫につぐ工夫でいいものができたのではないかと想像です。巨匠写真家にアドバイスいただきながら、中野氏は笑顔でカメラを回していました(実のところ、今や、 "回さ"ないが)。明海さんとそのアシスタントの美女コンビで、ほんとうの花びらを舞わせてくださいました。分野外のことも、みんなで協力ですね。最初は見事にドサッと片側に落ちてしまい、暗雲たれこみましたが、どんどん技を磨き、途中巨匠のアドバイスもあり、最終的には格段の進歩を見せていました。私は、客観的に笑って見物していただけですが・・・被写体が見物って、、、

PVでは、この砂漠色ときれいな青色の二種の衣装と、生地をまとったものがあります。

今後、ベルウッド・レコードの特設サイト(http://www.kingrecords.co.jp/bellwood/brown_eyes/)で見られることになっています(5月24日公開予定)。お楽しみに。 

なお、有志によるPVは中野氏の作品を皮切りに、今後も増えていきますので、追って紹介していきますね。よろしく。

2011年5月18日水曜日

「火星の主婦」

次ページ、プロフィールのところに新しい写真が2点ありますよ。
その写真のお話を少し。

火星の主婦というのはCDジャケット撮影の裏イメージです(私だけのという意味)。写真家、与田弘志さん(http://www.hiroshiyoda.com)による撮影。渡辺サブロオさんのヘアメ イク。このピンクの部屋着のようなものは、何年も前に偶然通りかかった代官山の古着屋さんで見つけたものです。映画の撮影に使えるかも、、、と思ったのはいいのですが、その映画はクランクインすることがなくその後着るタイミングがなかったもの。中に着た梅図さん的ピンクのボーダーはアウトレットにてワンコインで入手。靴下は秘書からの誕生日プレゼントです。ランニンググッズとして。しかしジャケットにはピンクバージョンは採用されなかった・・・

火星人、あるいは宇宙人一般のイメージは人間の容姿とかけ離れているようですが、今頃になって過去の宇宙物の本を読み、そのイメージは変化し、どうもあまり変わらないようだと思えるようになってきました。地球以外でも主婦はいるようで、夫や家族を家事(その星なりの)をしつつ待っている、窓から外を眺めている、、。しかし地球の主婦とちょっと違う、どこか変。というようなイメージが私が想う私自身のイメージと合うような気がして、こうなったのです。ここ地球では変だけど、どこかの星では普通なんじゃないの?という感じでしょうか。

そのイメージが与田さん、サブロオさんにどこまで伝わったか不明ですけど(説明出来なかったので)、与田さんはいろいろと宇宙的状況を演出してくださったり、サブロオさんは「え〜、その靴をあわせるの?まあ、変でいいわ。」といったふうに撮影はすすんだのでした。実は、私にっとては『変』というよりまじめに『いいな〜』という感じなのでが、、、。そんな『変』さを理解というか受けとめる素地がお二人にはあるな〜と踏んでいた私。お二人とも一流の変わり者だと思うのです。


2011年4月19日火曜日

歌詞 ’その3'

朝びらき」

voice 1

朝 開く 新しい一日
目覚めよ 新しい私 で
言葉が 弾ける ああ 夜明けの ほら 声

転がり 始める ああ 鈴の音 ほら りんろん
色 帯び 新しい世界 が

朝 開く 命が 呼ばれる 
船出の 喜び こぼれる

朝 開く 新しい一日
目覚めよ 新しい私 で

voice 2

まあ まあ 待て よく お聞き 鐘の音が
町中に こだまする

草の露も ふるえだし
屋根の波も 光り始め
めくるめく 夢の国より 還る

さあ さあ 立ち 上がれよ 子供(胎児)の眼で
ーーーーーーーーーーーー
2/27ライブメニュー3.歌物としては最初の曲です。
voice 1とvoice 2は
メロディが違います。
歌詞もそれぞれ視点が違います。

同時に進行するところもあるので
完成形では、重なるところが出てくる予定。
ライブでは、当然1本のライン(後出)として歌いました。

この曲も「壊れる女」と同様
まずは
音(おん)中心で作った歌詞です。

A SA A KU ATARA SHI ICHINI CHI
という具合に意味というより音符尊重で。

この春、毎日、鈴(りん)を打ちましたが
その時思ったことは
この鈴の音というのは私たち生者の世界だけでなく
別の次元にも届くのではないかということです。
生者からの視点ですけど、かたちある世界だけのものではなく
向こうの世界にも漂うのだろうと
そんな気がしました。
ーーーーーーーー
「朝びらき」ーライブヴァージョン

朝 開(あ)く 新しい一日
目覚めよ 新しい私 で

まあ まあ 待て よく お聞き 鐘の音(ね)が
町中に こだまする

草の露も ふるえだし
屋根の波も 光り始め
めくるめく 夢の国より 還る

さあ さあ 立ち 上がれよ こども(胎児)の眼で

転がり 始める ああ 鈴(すず)の音(ね) ほら りんろん
色 帯び 新しい 世界が

朝 開く 命が 呼ばれる
船出の 喜び こぼれる

朝 開く 新しい一日
目覚めよ 新しい私 で 

さあ さあ 立ち 上がれよ こども(胎児)の眼で

2011年4月12日火曜日

歌詞 ’その2’

「双子の魚」

きいたよ

きみの のこした 言葉を
追って

ぼくは 行くよ
きみの もとへと

青く
光る
明けの二つ星

きみの もとへ
おりてゆくから

双子の
魚の
三叉(さんさ)の戟(ほこ)は
瓶より
流れる
宝の上へ

いきて 二人 もどろう
暗い闇 奈落から
いきて 二人 もどろう
深い海の底より
きみの のこした 言葉
ぼく 音にのせるから
いまに きこえるだろう
ぼくの歌 きみの身に

青く
光る
明けの二つ星

きみの もとへ
おりてゆくから  

双子の
魚の
戟の王さまは
瓶より
流れる
宝の上へ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2/27ライブメニュー5.の「ふたごのさかな」です。

最初にー
ふと、夜明けに見つけた光り輝く二つの星。
あれを頼りに
どこかへ旅立つという話が浮かびました。

まもなく
朝が来たら星が消えるので
地上ではないどこかなのでしょうか、、、

冒頭の言葉
'きいたよ'
はじめは、'北(きた)へ'でした。
限定されすぎると思い直し内的な言葉にしました。

繰り返しのコーラス部分は
その頃、目にした
海王星がその座を魚座から水瓶座に移す
というところからイメージ。

ダンテの神曲や、黄泉の国へ降りる神様など
思い出すイメージも多々ありますが
身体を持って冥府へ降り、生きて戻るという
超ポジティブ?な歌詞となりました。

一聴では分からないかもしれませんが。

2011年4月6日水曜日

2/27演奏楽曲 歌詞 ’その1'

「壊れる女」

あー 会える きっと 会える
坂の向こう 谷の先に
やがて 結ぶ 実 一つ 朱(あか)く 固く
待ち続ける 私 谷の向こう 坂の上・・・

/(え)で 待つ身は 固く 閉ざされ 壊れるばかり
くずれ はがされ あらわる 産声/

・・・(え)青空  どこまでも 軽やかに 海までもが 
      空色で 春風に 目覚まされ 花開くよ

根を 地に 張り 動かざるもの まで

ーーーーーーーーーー
上記はライブの4曲目で演奏した「壊れる女」の基本の歌詞です。
/〜/内はライブでは元々歌わない予定のところです。
オケは短い小節のループであるため
私は、基本的に曲のどこからスタートしても
歌詞のどこから始めてもよいということでした。
歌詞も最初は坂の向こうへ行って、また戻ってくるように
なっています。

細かく言うと
4行目歌詞の最後の小節の音符は坂の上の'う'まで
/〜/内を歌う場合は産声の'ご'までで
次の小節頭は本来
7行目にあたりますが
え(上の'え'と声の'え') あおぞら となります。

どちらの歌詞でも
'え'につながるようになっています。
産声 青空が 意味としてつながるかは 疑問ですが、、、。

今回、分かりやすいように「かな漢字」で書いていますが
自分の歌詞作りにあたっては
ローマ字やカタカナで書いています。
メロディラインの影響から、
より音として捉える姿勢になったのだと思います。

たとえば最後の行はー

ネヲ チニ ハリ ウゴカザル モノマデ

となりますが、受け取る印象が変わると思います。
更に、'ネヲ' と発音する時は新しいという意のNEOを
かなり意識することになりました。

タイトルの
「壊れる女」については
また別の機会に。

2011年3月7日月曜日

マニキュア探しの巻

~短いけれど長かったあのひととき~
(逆うらしま?=長く感じた旅だが元に戻ると短い間の出来事だった)

透明感のある緑のマニキュアがいいかなと
ライブ前日に思いました。
明日は原宿。
「通りすがりにあるのでは?」
と軽く考え会場へ。

リハの始まる前の空いた時間に
近くの美容室に行ってみました。
そこになければライブに来る予定の知人に頼もう。

ドアを開け
お店の人とこんな会話が・・・
「マニキュアって置いてますか?」
「何色ですか?」
「透明感のある緑なんですけど・・・」
「あっ、はい、ちょっと待ってください」

そう言って女性は2階へ上がって行き
まもなく降りて来て
「少しお待ちください」とソファに座るよう促した。

『あるのかな?ないのかな?』
その返事はないまま彼女は元の定位置、
カット中のお客さんに戻る。
『担当の人は別なのね・・・』
しばし待つ。
するとフレンチブルが2階から
降りてきた。一瞬私と眼が合う。
ヤツは眼をそらし
それから鏡の前に座る二人のお客さんを品定めし
左手のお客さんの方に向かい
おもむろに膝の上に2本の前足をのせる。
驚いた女性客に少し撫でてもらう。

犬の気持ちはわからないが
何が欲しいんだ?
まもなく、それ以上の事が起こらないと
踏んだのかどこかへ行ってしまう。

それより私のマニキュアだ・・・。

今度こそと思いつつ二階からの足音に耳傾けるが
なかなかそれらしい人物はあらわれない。

その間、私はドラマのようにお客さんと美容師さんの
会話を聞くともなく聞いている。

そのうち
一人の男性が降りてきて私に
「ちょっと待ってください」と言い残して
外へ出て行った。この担当とみた。

しかし
『外?なんかおおがかりになってきたな~
マニキュアあるかないかを知りたいだけなのに・・・
ん~
倉庫へ?いや他のお店に行って買ってこようと
しているの?』
と疑惑、妄想がふくらむ。

ついに男性は片手に何やらマニキュアらしからぬ
大きなチューブを持ってドアを開け、近づいてきた。
「お待たせしました~」と言って。
『チューブって?・・・あ~
ここはヘアーのお店だった~』
そこでようやく私はヘアマニキュアと勘違いされていたということに
気づいたのでした。

ていねいな言動とは裏腹に
あたかも’用なしはこちら~’(そりゃそうだ)といった具合に促され
お店の人が大きく開けたドアを通って・・・
そそくさと会場に戻ってきたのでした。

私は何故あの時間あそこに座っていたのでしょう?
過ぎ行く時間の違う世界に。
あの日はライブ会場でも過ぎ行く時間と空間の差を
感じる日でした。「階段を上がる下がる」だけの違いで
別世界が展開されているというような・・・
それはいつものふつうのことなんでしょうけど
それが象徴的で気づきやすい日だったのでしょうか?

ちなみに
マニキュアは無事開演前に届き私の爪を
彩りましたよ。
運んでくれてありがとう。

2011年2月28日月曜日

春の航海前夜 2011/2/27/17:30~   旅のしおり


Vacant  客席の椅子たち

ご参加のみなさま
この度は勇気あるご乗船ありがとうございます。
皆様とともに過ごしました船上メニューとクルーをご紹介いたします。
(参加されなかった方も思い馳せていただければと思います。)

1.シンセインプロ  
2.オープニング
テキスト1  閉じたドア
テキスト2 開いたドア 
3.朝びらき
テキスト3 プレスリー
4.壊れる女
テキスト4 会話
5.ふたごのさかな
6.ピアノソロ
テキスト 5 目覚め あるいは ノック
7.little she
8.ghost rider
・・・・・・・・・
9.brazil

春の航海前夜 プロジェクト

lyrics(except 7 sokif with koda)
and voices ♒ miyako koda from dip in the pool
music ☆ sokif
movie and texts ☆ yusuke kaida
dance ♊ ryu

sound & music director ☆ numb

last piece (as a peace producer) ♍ azumi sano

shooting assisit drive and more ♏ hisana kanamori
big reception ♍ tomonori nashiki

produced & directed
by yusuke kaida

われわれは春の航海へと出立したのでしょうか?
次回の停泊地お知らせまでお待ちください。
日曜日原宿の混沌の中、足を運んでくださって
誠にありがとうございました。
みなさま、軽やかに
弥生の月をお迎えくださいますように。

2011年2月17日木曜日

4/6だよ〜

dip in the pool new cd
'brown eyes'

ベルウッドレコードhttp://www.kingrecords.co.jp/bellwood/release/index.php#251
より発売が決定しました!

懐かしい!という評判にそれでいいのか?という思いもありながら
王道dipであるのは間違いないよう。マニアには進化のほどもおわかりいただけることと思いますよ。
「本質的なものは変わらない。一生やるしかないのよ。」とヘアメイクアップ界のマエストロ渡辺サブロオさんにジャケット撮影の現場で励まされた(?)私です。

国分寺にあるこれまた一流の写真家で、なおかつとても個性的な与田弘志さん(豆情報・・・B&Oのオーディオセット3台所有)の快適スタジオにて1日撮影していただきました。

デビュー当時より、いつもみなさんには’協力’の域を出ないままここに至っています。お金との交換ではない交流が時間を隔てても存在していました。あ~ありがとうございます~。

2011年2月2日水曜日

brown eyes

さてさて
お寒うございます。
みなさま
いかがお過ごしでしょうか?

どれだけかかるのか〜

本人はじめ皆さんも
お思いのことでしょう。

春に出ます。
dip in the pool
6曲入りニューアルバム

「brown eyes」

PVなんかも各曲
有志の皆さまの手により
順次
アップしていくつもりです。
ジャケ写も思いがけずも
素晴しい写真家の方に撮影協力して
いただけることになりました。

徐々に公開しますので
ゆっくり
お楽しみください。