その写真のお話を少し。
火星の主婦というのはCDジャケット撮影の裏イメージです(私だけのという意味)。写真家、与田弘志さん(http://www.hiroshiyoda.com)による撮影。渡辺サブロオさんのヘアメ イク。このピンクの部屋着のようなものは、何年も前に偶然通りかかった代官山の古着屋さんで見つけたものです。映画の撮影に使えるかも、、、と思ったのはいいのですが、その映画はクランクインすることがなくその後着るタイミングがなかったもの。中に着た梅図さん的ピンクのボーダーはアウトレットにてワンコインで入手。靴下は秘書からの誕生日プレゼントです。ランニンググッズとして。しかしジャケットにはピンクバージョンは採用されなかった・・・
火星人、あるいは宇宙人一般のイメージは人間の容姿とかけ離れているようですが、今頃になって過去の宇宙物の本を読み、そのイメージは変化し、どうもあまり変わらないようだと思えるようになってきました。地球以外でも主婦はいるようで、夫や家族を家事(その星なりの)をしつつ待っている、窓から外を眺めている、、。しかし地球の主婦とちょっと違う、どこか変。というようなイメージが私が想う私自身のイメージと合うような気がして、こうなったのです。ここ地球では変だけど、どこかの星では普通なんじゃないの?という感じでしょうか。
そのイメージが与田さん、サブロオさんにどこまで伝わったか不明ですけど(説明出来なかったので)、与田さんはいろいろと宇宙的状況を演出してくださったり、サブロオさんは「え〜、その靴をあわせるの?まあ、変でいいわ。」といったふうに撮影はすすんだのでした。実は、私にっとては『変』というよりまじめに『いいな〜』という感じなのでが、、、。そんな『変』さを理解というか受けとめる素地がお二人にはあるな〜と踏んでいた私。お二人とも一流の変わり者だと思うのです。